目的のない勉強会

主にブルーバックスをまとめています

独立成分分析(ICA)の応用例

ICAに何ができるか

 

脳の各部位における脳波(脳の働き)を調べるために、EEGを計測する。

頭部に器具を装着して、脳波のデータを取る。画像のようにパッチ電極がいくつもついており、そのパッチ分のデータが取得される。

脳波データ。横軸が時間、縦軸が周波数を示す。データを見ると、共通して周波数が高くなっている箇所がある。心臓の動きや瞬きによるアーティファクト(除去したいノイズ)だと考えられる。他の時間に渡っても目に見えずらいアーティファクトが含まれている可能性がある。

これでは各脳部位における脳波の特徴が読み取りづらい、あるいは読み取れない。したがって、ICAにより成分を分離する。

EEGデータにおける成分を分離

ICAにより、心拍または瞬きについての成分が抽出された。

アーティファクト成分をデータから除去した後の、クリーンなデータが得られた。

 

参考

https://www.youtube.com/watch?v=YQA9lLdLig8